機関投資家のアルトコイン需要は急上昇している。仮想通貨投資商品におけるアルトコインのシェアは35%を占めるまでになっている。

コインシェアーズのウィークリーレポートによると、デジタル資産投資商品への先週の流入額の40%は、アルトコイン系の商品に向けたものだった。先週1週間で計9780万ドルが仮想通貨の投資商品に投資され、このうちアルトコイン系商品には3890万ドルが投資された。

仮想通貨投資商品に投資された資本の約35%は、現在ビットコイン以外の資産に預けられている。

イーサリアムを追跡する投資商品は、2週間連続でアルトコイン系商品をリードする存在だが、前週1720万ドルの流入から16.2%減少した1440万ドルの流入となっている。

コインシェアーズによると、アルトコインの中でもソラナ(SOL)を追跡する商品への流入が大幅に増加している。流入額は前週比で388%増加し、SOL系商品は1320万ドルとなった。これはSOLの価格が同期間に37%増加したことが理由のようだ。

カルダノ(ADA)とポルカドット(DOT)ベースのファンドも、それぞれ650万ドルと270万ドルの流入があった。

ビットコイン(BTC)の投資商品は、8週間連続で流出が続いている。BTC価格は強気の勢いに変化しているが、BTC投資商品は過去17週間のうち14週間が流出となった。

コインシェアーズの推計によると、機関投資家の仮想通貨投資商品での運用額は現在625億ドルにのぼっており、これは5月に記録した過去最高額の660億ドルに近づいている。