最近のインタビューで、ビットメックスのアレクサンダー・ヘプトナーCEOは、仮想通貨とイーサリアムに対する意欲をまだ持っていると考える機関投資家についての考えを語っている。

9月28日にシンガポールで開催された「Token2049」カンファレンスで、ヘプトナー氏はコインテレグラフに対し、今回の弱気相場で「仮想通貨への機関投資家の減速は1度もない」と語った。

また、金融機関や金融業界のプレーヤーは通常、弱気市場をイノベーションのために利用すると付け加えた。強気相場では、より大きなプレッシャーがかかるが、弱気相場では、より多くの時間を費やすことができるという。

またヘプトナー氏は、金融業界での採用は長期の展望にっていると指摘する。そのため、機関投資家が暗号資産を購入・保有する一方で、現在のところリテール業界では逆のことが言えるとコメントしている。

機関投資家とリテール投資家のどちらが弱気市場を終わらせるかという質問に対しては、リテール投資家がまだ撤退しているのに対し、機関投資家はまだ推進していると述べ、さらに次のように付け加えた。

「今、各金融機関はサービスを提供するための準備を整えており、リテール投資家が戻ってきて再び押し上げられると思う」

ヘプトナー氏は、イーサリアムがプルーフ・オブ・ステーク(PoS)に移行し、環境・社会・ガバナンス(ESG)の懸念を払しょくした今、金融機関が再び参入し始めると確信している。

「イーサリアムはものを構築するのに理想的なプロトコルだ」とコメントした後、最近展開されたマージについて「ESG適合のための金融商品を作るのに理想的なイベントだ」と付け加える。

現時点では、ESGへの適合が最も重要であるとし、金融機関は「コンプライアンスを確認しながら、本当に幅広い層向けの商品を改めて提供することができる」と述べた。

年末までのETH価格について3,000ドルという数字が言及されたが、ヘプトナー氏は、特にネットワークがより環境に優しく、大手銀行が使用している今、この数字は可能であると見ている。現在、ETHは過去24時間で3.8%上昇の1,336ドルで取引されており、もし3,000ドルを目指すとなれば、今後3ヶ月の間に長い道のりを歩むことになる。