インドネシアの警察当局は、144億ルピア(約1億3000万円)に相当する電力窃盗の容疑でビットコインマイニング施設10か所を捜査し、26人の容疑者を逮捕した。

地元報道によると、北スマトラ警察は、インドネシアの10か所のビットコインマイニング施設を捜査し、1134台のビットコインマイニング機器とコンピュータなどを押収した。

北スマトラ警察によれば、マイニング施設の運営者が多数のビットコインマイニング機器を動かすために電気回路に細工をしていたという。

これら10か所の施設での電力窃盗による損失は合計で約144億ルピアと推定されている。

ビットコインマイニングのために電力を窃盗する事件はたびたび発生している。

今年8月には、中国のビットコインマイニング業者に電力を不正に融通していたとして地方政府の元高官に終身刑が宣告されている。

この事件は、江西省政治協商会議の元副主席だった肖毅(シャオ・イー)氏が2017年から2021年にかけて、賄賂の見返りとして、仮想通貨マイニングを行っていた九木集団創世科技(ジウム・グループ・ジェネシス・テクノロジー)に補助金や電力供給で便宜を図っていた。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン