3月の仮想通貨相場の急落を受け、ステーブルコインの時価総額は増加している。マーケットのアナリストの中からは、仮想通貨市場のボラティリティが高まる可能性があるとの指摘も出ている。
仮想通貨分析のトークンアナリストのシド・シェカール氏が、ブルームバーグに対して、ステーブルコインのテザー(USDT)の時価総額増加の影響についてコメントしている。
「テザーが数多く存在し、取引所に保管されているほど、トレーダーはすぐに売買することができるため、価格が急激に変動する可能性が高くなる。これは当然、ボラティリティの増加につながる」
米ドルと1対1で裏付けられているテザーは、2月中旬から20億ドルちかく時価総額が増加。ブルームバーグは仮想通貨市場での「最大の勝者」であると指摘している。
コインメトリックスの共同創設者のニック・カーター氏は、世界的に米ドルの需要が高まる中で、テザーも「金融システムの外において最も手ごろなドルとなっている」と指摘する。
カーター氏は、テザーの時価総額が増えることで、ビットコインが仮想通貨市場での「ネイティブ通貨」としての立場を損なう懸念があるとも指摘。ビットコインが「ネイティブ通貨」として取引手段や担保としての魅了を失うことになれば、「ネットワークのセキュリティが損なわれる可能性もある」と述べている。
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