2020年の米大統領選挙が近づくにつれ、ツイッター上の2人の仮想通貨(暗号資産)トレーダーがビットコイン(BTC)価格にどのような影響があるのかを予測している。

「明確な勝者があり、権力の移行が問題なく進むならば、価格への大きな影響はないだろう」と、仮想通貨トレーダーの「BigCheds」はコインテレグラフに対して語った。「一方、選挙が混戦模様になった場合、金やビットコインなどのリスクオフ資産が跳ね返るはずだ」と述べた。

2020年の大統領選挙については、ほかの多くファクターも存在している。ツイッターで活躍する仮想通貨トレーダー「CryptoWendyO」は、「パンデミックと世界経済が打撃を受けたため、過去に経験したものと比較すると、今年の選挙イヤーは明らかに異なる」と指摘した。「新型コロナのようなイベントでは、金融市場の不確実性のためにビットコイン需要が急増すると思われるかもしれないが、私たちはそれをまだ見ていない」と語った。

仮想通貨界隈の中では、11月の大統領選挙が迫る中で、ツイッターでは政治的な話題でいっぱいになった。このイベントは、パンデミックの恐怖、ロックダウン、ビジネスの停止、経済的問題という2020年を締めくくるイベントになりそうだ。

「選挙によって緊張が高まっている」と、WendyOは指摘している。「市場は繁栄するために資金を投入する必要があり、中産階級が彼らの資産を保持しているので、今それが起こるかどうかはわからない」と付け加えた。

政府の刺激策も方程式に影響を及ぼすだろう。現在の政権は新しい経済刺激策について決定するには至らなかった。メインストリーム市場と仮想通貨市場の両方は、大統領選挙が終わるまで追加刺激策に関する交渉を延期することを決定したというニュースに反応した。

「選挙後、経済についてより多くのアイデアが得られるので、ビットコインの価格に変化がみられると思う」と、WendyOは説明した。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン