12月2日の仮想通貨相場は軟調な推移だ。午後6時時点でビットコインは7200ドル台を推移している。2日は一時7300〜7400ドル台を推移していたが、中国が米香港人権法に対応措置を発表したことなどを受けてか、一時7200ドル近辺まで下落した。
(出典:コイン360 BTC/ドル「12月2日午後18時30分」)
11月に17%マイナスとなったビットコインだが、この低迷期はいつまで続くのだろうか。価格に大きく影響を与えると予想されるのが来年の5月に迎えるビットコインの半減期だ。
ただ、この大イベントは価格に影響を与えないとする予想が出ている。
モルガンクリークデジタルの共同創設者のジェイソン・ウィリアムス氏は1日、「2020年5月にあるビットコインの半減期は価格に影響しない」とツイートした。
Unpopular Opinion -
— Jason A. Williams 🦍 (@JWilliamsFstmed) December 1, 2019
Bitcoin halving in May 2020 won’t do anything to the price. It will be a non-event.
半減期は受給の関係が変わることから上昇圧力との見方もあるなかで、ビットコインの半減期が価格影響を与えないという予想は、著名テクニカルアナリストのピーター・ブラント氏も発言している。
ブラント氏は、11月に「サプライズ要因は低迷期の長さだ」と指摘。これまでに5500ドルまで一旦下がり、その後上昇すると予想している。この期間について「2020年7月頃に安値をつけるだろう。その時、価格調整よりも早く強気派を疲弊させるだろう」と述べているように、5月の半減期も影響しないとことを指摘している。
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