ビットコイン(BTC)は、2023年に入って70%以上上昇した。金融危機と、米国でのビットコイン現物上場投資信託(ETF)への承認期待が背景にある。

では、ビットコイン価格は2023年末も上昇を続けるのだろうか。その可能性と、BTC価格の目標を探ろう。
2020年のビットコイン価格フラクタル、5万ドル視野に
ビットコインの現在の市場動向は、2017年から2020年にかけての価格動向と非常によく似ていると、人気BTCアナリストのStockmoney Lizards氏は指摘する。そのため、重要なブレイクアウト(緑色の領域)を再び起こし、決定的な強気相場を迎える可能性があるという。

2020年のブレイクアウトは、ビットコインが過去最高値となる69,000ドルに到達する強気相場へとつながった。同様のブレイクアウトが起これば、同氏はBTC価格が年末までに4万5,000ドルから5万ドルのレンジに上昇すると見ている。
しかし、2020年のビットコイン価格高騰とは異なり、現在は米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締めによって、市場の流動性が低下していることが逆風となっている。

FRBのバランスシートがピークを迎えた2022年4月以降、ビットコイン価格は40%下落している。
スタンダードチャータードも5万ドル予想
スタンダードチャータード銀も、ビットコインが年末までに5万ドルに到達すると予測している。
同行のグローバル・ヘッド・オブ・リサーチ兼チーフ・ストラテジストのジェフ・ケンドリック氏は、マイナーの収益性向上が、BTCの売却需要を減らし、潜在的な需要増加に伴う供給不足につながると指摘している。
「1BTCあたりのマイニングの収益性向上により、マイナーは売却量を減らしながらもキャッシュフローを維持できるようになり、BTCの純供給量を減らし、BTC価格を押し上げる」とケンドリック氏はレポートで述べている。
2023年5月のOrdinals(オーディナルズ)の盛り上がりの際に、マイナーが保有するBTCの量が急増したが、その後は安定している。

ビットコイン価格のテクニカルパターン、3万2000ドルも視野に
一方、あるビットコインテクニカル分析では、年末の目標が最近の価格高値である3万2000ドル近辺になると示唆されている。
BTCは、現在、バレル・アンド・ラン・リバーサル(BARR)ボトムパターンのブレイクアウト段階にある。BARRボトムパターンは、価格が下降トレンドラインの抵抗を上回って上昇し、パターンの最大高さと同じくらい上昇するパターンだ。

このBARRボトムパターンは、2022年6月のDogecoin(ドージコイン)でも正確に当てはまった。このパターンが予定通りに進行すれば、BTC価格は年末までにさらに12.75%上昇することになる。
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