12月3日のパニック売りが仮想通貨市場全体に波紋を広げ、ビットコイン(BTC)価格が5万ドル前後で推移しているため、12月6日のセンチメントは依然として「恐怖」のままとなっている。

Cointelegraph Markets ProとTradingViewのデータによると、強気派はBTC価格を49,000ドル以上に維持することに成功しているが、一般的な見通しでは、さらに数日間の調整が起こるとされているようだ。

BTC/USDT 4-hour chart. Source: TradingView

ここで、今後数週間でBTC価格に何を期待するかについて、アナリストの意見を見てみよう。

4万ドル台前半の強力なサポート

市場アナリストのRekt Capital氏はビットコインの週次の値動きについて、トレーダーが注目すべき主要なサポートゾーンとレジスタンスゾーンを強調した以下のチャートを投稿した。

BTC/USD 1-week chart. Source: Twitter

Rekt Capital氏は次のように述べた。

"BTC週足は、BTCが以前に反発した小さな赤いエリアの上で閉じた。BTCはこのエリアを失う恐れがあるが、ブレークダウンは確認されていない。このエリアのすぐ下にはオレンジ色の領域があり、2月と9月の2回の-25%の修正を終えた強い需要の領域だ"

52,000ドルへの短期的な回復

アナリストで仮名のツイッターユーザーであるPentoshi氏は、BTC価格が52,000ドルまで短期的に回復することを示唆する以下のチャートを投稿した。

BTC/USD 1-day chart. Source: Twitter

同氏は、長期的には最終的に回復すると見ているが、短期的には市場が不安定になる可能性があり、トレーダーは忍耐強くいれば、より良いエントリーポイントが見つかるかもしれないと指摘した。

「BTCは短期的には52,000ドルを目指して取引されるだろうが、数日/数週間待てば乱高下を避けることができる。40,000ドル台前半から半ばで買うのがいいだろう。罠にはまるつもりはない。今のところ、新たにロングをする理由は見当たらない。新しいトレードが来るのを待つつもりだ」

 

42,000ドルから53,000ドルがトレーダーを狂わせる

最後に紹介するのが、独立系マーケットアナリストのスコット・メルカー氏が、トレーダーが注意深く監視する必要のある価格レベルを示した以下のツイートだ。

メルカー氏は、上のツイートにあるように、42,000ドルから53,000ドルまでのレンジがトレーダーを狂わせるゾーンであると指摘しているが、このゾーンを上抜けた場合は、強気派にとってはポジティブなサインとなる。メルカー氏によると、42,000ドルを下回る価格は、当面の間、BTCの価格を決定する上で弱気派が優位に立っていることを示すことになる。