ブロックチェーン系米企業ハッシュキャッシュ・コンサルタントは3月23日、「コロナ危機(COVID-19)による弱気相場でも利益を上げる」機会を提供するとうたう新仮想通貨「CFIX(コロナ・ファンド・インデックス・クリプトカレンシー)」を発表した。CFIXはテザー(USDT)とのペアで、4月2日に公開される予定だ。

プレスリリースによると、CFIXは株式・商品などの原指標と逆の値動きをする「インバース型ETF」に裏付けられており、S&P500市場指数と逆相関になっているという。

CFIX取引手数料の90%を、自社設立の「コロナウイルス救済基金」に寄付

ハッシュキャッシュは、同社が設立した「コロナウイルス救済基金」に対して、CFIXで得られる取引手数料の90%を寄付するという。同基金は、コロナ危機と戦う非営利団体(NPO)や研究機関への資金援助を目的としているそうだ。また、CFIXに関する取り組みも「高度治療・ワクチン・医療品の開発に必要な資金などの枯渇を防ぐ」一環としている。

同社のラジ・チョードリー(Raj Chowdhury)CEOは、「インバース型ETF裏付けはCFIXのインセンティブとなり、投資家だけでなく、最終目標であるコロナ危機の影響を受けるすべての人々のために資金を集められる」と述べた。

ハッシュキャッシュは、非営利団体からの申請を受け付けている状況で、パートナーとなる慈善団体は現段階では同社サイトに掲載されていないようだ。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン