「仮想通貨」を対象としたグーグルの世界全体での検索ボリュームは、過去1年での低水準付近にとどまっている。仮想通貨市場全体の時価総額が、過去最高の4兆2,000億ドル超から約2兆4,000億ドルまで減少する中、投資家心理の弱さを反映した形となっている。
執筆時点における「crypto」の世界検索ボリュームは100段階中30となっている。100は検索関心が最も高い水準を示し、この数値が最後に記録されたのは、市場時価総額がピークを付けた2025年8月だった。グーグル・トレンドでは、過去12か月の最安値は24となっている。

米国における検索ボリュームも同様の動きを示し、7月に100でピークを付けた後、1月には37を下回る水準まで低下した。ただし、2月第1週には56まで急回復し、世界全体の検索動向とは異なる動きを見せている。
米国における年初来最安値は32で、2025年4月に起きた市場急落時に記録された。この急落は、ドナルド・トランプ米大統領の関税政策を背景としていた。
仮想通貨市場の取引高も大きく落ち込んでいる。コインマーケットキャップが示すところによると、1月14日に1,530億ドル超あった市場全体の取引高は、日曜日には約875億ドルまで減少した。

グーグルの検索ボリュームは、投資家心理を測る指標の一つとして用いられることが多く、群集心理を示す指標である「仮想通貨恐怖&強欲指数」といった他の心理指標とも整合的な動きを示している。
投資家心理が急激に悪化、恐怖・強欲指数は過去最低水準に
コインマーケットキャップによると、仮想通貨恐怖・強欲指数は木曜日に過去最低となる5を記録し、その後、日曜日には8まで小幅に回復した。それでも、いずれの水準も市場が「極度の恐怖」状態にあることを示している。
現在の仮想通貨投資家心理は、2022年にテラのエコシステムとドル連動型ステーブルコインが崩壊した直後と同水準にある。

テラの崩壊は仮想通貨市場全体に衝撃を与え、連鎖的な清算を引き起こし、2022年の弱気相場を加速させた。
市場心理分析プラットフォームのサンティメントによると、投資家は現在、仮想通貨市場が底を打った兆候を示すソーシャル上のシグナルを探しながら、参入のタイミングを見極めようとしている。
サンティメントは金曜日に公表したリポートの中で、「群集心理は極めて弱気だ。ポジティブなコメントとネガティブなコメントの比率が崩れ、否定的なコメントは12月1日以降で最も高い水準に達している」と記している。
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