GMOインターネットは6日、自社で開発したマイニングマシン「GMO miner B2」の販売を始めた。価格は1999ドル(約22万円)だが、需要などに応じて月ごとに変動する。10月末から出荷を始める予定だ。開発には数十億円を投資したという。

 ビットコインとビットコインキャッシュに採用されている「SHA256」に特化したASICだ。7nmマイニングチップを搭載している。消費電力は1950ワットで、1秒間で24兆回の計算ができるという。他社製品に比べて消費電力を最大20%削減でき、作業時間や設置スペースも半分にできるとしている。

 またオンラインで機器を監視するAPIも提供する。盗難対策として稼働をオンラインで検知できる仕組みも導入する。

 GMOのスイス法人を通じて販売する。支払いはビットコイン、ビットコインキャッシュ、USドルで受け付ける。保証期間は180日間。注文多数の場合は、抽選で販売する。

 GMOは5日、仮想通貨マイニング事業の月次報告も発表している。5月単体で472BTC、37BCHをマイニングしている。5月末のレートで約3億9000万円に相当する。GMOでは「ハッシュレートは稼働台数の増加に伴い、計画通り上昇している」としている。