GMOフィナンシャルホールディングスは30日、2021年1~3月期の決算を発表した。仮想通貨市場の活況を受け、GMOコインによる暗号資産事業の営業収益は前年同期比で約4.1倍、営業利益は約5.4倍を記録した。

GMOフィナンシャルHD全体の収益に大きく貢献。同社は「暗号資産事業の成長が全体の業績を牽引し、四半期ベースで過去最高益での着地」になったと説明している。

GMOフィナンシャルHD 決算説明資料

暗号資産事業はの営業収益は前年同期比4.1倍の50億1000万円、営業利益は5.4倍の30億7000万円となった。営業利益ベースでは証券・FX事業を超えている。口座数や預かり資産も増加しており、口座数は374万6000口座となっている。

GMOフィナンシャルHD 決算説明資料

またGMOコインは4月21日から証拠金取引のレバレッジ倍率は4倍から2倍に変更したが、「現時点では影響は限定的」だという。