ウィンクルボス兄弟が運営する仮想通貨取引所ジェミニは、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の仮想通貨の価格指数を構成する取引所に加わる。CMEグループが8日、ツイッターで明らかにした。ジェミニは8月30日から4つの主要な仮想通貨価格指数に組み込まれる。

CMEは「ビットコイン参考基準レート(BRR)」と、現物指数である「ビットコイン・リアルタイム指数(BRTI)」を2016年12月からスタートさせている。

BRTIはドル建ての1BTCのリアルタイム指数であり、1秒毎に、1日24時間、1年365日、配信されている。参考基準レートであるBRRは、毎日グリニッジ標準時間午後4時に算出される1BTCのドル建標準レートだ。

こういった指数は、仮想通貨取引所での取引データをもとに算出されている。CMEは次のように説明している。

BRRとは、特定の算出対象期間(1時間)の主要ビットコイン取引所の取引フローを毎日集計します。さらにこの1時間枠は5分ずつ12に区分され、各区分の出来高加重中央値の均等加重平均からBRRは算出されます。

また2018年3月からイーサリアム(ETH)でも同様に参考基準レートとリアルタイム指数を開始している。

これらビットコインとイーサリアムの指数を構成する取引所にジェミニが加わることになる。ジェミニ以外の取引所としてはコインベースやビットスタンプ、クラーケンなどの大手取引所のデータが使われている(コインベースはビットコインのみ)。

編集・翻訳 コインテレグラフ日本版