米ヘッジファンド界の巨人と言われるマイク・ノボグラッツ氏が率いるギャラクシー・デジタルは、2018年2億7270万ドル(約300億円)の損失をだした。同社が4月29日にプレスリリースで発表した。

仮想通貨ニュース、ザ・ブロックによると、ノボグラッツCEOは、2018年第4四半期(2018年10月~12月)は、仮想通貨業界にとって「若干、昨夜見たゲーム・オブ・スローンズのようだった」と表現し、血生臭い暴力的な場面も多い同テレビドラマを思わせたと示唆した。同氏はまた、電話会議で株主に対して以下のように述べた。

「いろんな意味で素晴らしい年ではなかった。(中略)しかし私にとって重要なのは、我々の営業損失がどうか、我々の現金出納簿がどうか、だ」

ノボグラッツ氏はまた、ギャラクシー・デジタルは同社事業を「可能な限りとんとんに」することを目指しており、2019年は今のところ順調だと述べた。

昨年11月末、ギャラクシー・デジタルは9ヶ月間の間に1億3600万ドルの損失となり、同社の株価も55%下落し、過去最低を記録したと認めていた。それでも同氏は今年2月に、ビットコイン(BTC)は今後他の仮想通貨に対する優位性を確立し、デジタルゴールドになるという見方を示している。

今年1月には、ノボグラッツ氏は同社ギャラクシー・デジタルの株式保有を79.3%相当に拡大したと報じられている。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版
原文 Galaxy Digital Posts Net Loss of $272.7 Million for 2018