ギャラクシーデジタルのマイク・ノボグラッツCEOは、3月末までにビットコイン(BTC)が3万ドル以上に戻る可能性があると考えている。

2月15日のブルームバーグの報道によると、ノボグラッツ氏は同日、バンク・オブ・アメリカのカンファレンスで講演し、「値動きや、顧客からの興奮した反応、FOMOの状況を見ていると、四半期末には3万円になっても不思議ではない」と述べている。

この予測は、ノヴォグラッツ氏が過去に行った他の予測よりもはるかに低いものだ。同氏はかつて、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを続ければ、ビットコインは2027年末までに50万ドルに達すると考えていた。

ノボグラッツ氏は今回の講演で、2月1日に25ベーシスポイントの利上げを発表したFRBのジェローム・パウエル議長の利上げに再び言及した。ノボグラッツ氏は、FRBがすぐに方針を転換するとは考えていないと付け加えた。

「今年、爆発的に過去最高値に戻ることができるのかについて、私が懐疑的なのはパウエル議長の存在だ。彼は本当に有言実行で、FRBがすぐに政策転換して利下げするとは思えない」

2月14日の米消費者物価指数(CPI)を受け、ビットコインは過去24時間で12%近く上昇し、2022年8月中旬以来の高値である2万4700ドル超を記録した。

仮想通貨に対するセンチメントも健全で、仮想通貨の恐怖・強欲指数は9ポイント上昇し、100点満点中62点となり、スケールは「中立」から「強欲」領域へと移行した。指数が60を超えたのは、価格暴落の前の2021年11月中旬以来だ。

ノボグラッツ氏が予想した価格に到達するには、3月31日までにビットコインはさらに約22%上昇する必要がある。