ファンドストラットの調査責任者トム・リー氏は、イーサリアム(ETH)の最近の下落について、ファンダメンタルズは依然として強固であり「魅力的」と評価すべきだと主張した。同氏によれば、価格下落は、レバレッジの欠如と資金の貴金属への逃避によるものだという。
コイングラスによると、2026年第1四半期はイーサリアムにとって歴史上3番目に不振な四半期となる見通しで、年初来の下落率は21%に達している。
一方でリー氏は、価格が下落する局面でもネットワークのオンチェーン活動やファンダメンタルズ指標は拡大を続けていると指摘した。
リー氏が引用したグラスノードのデータによれば、イーサリアムの1日当たりトランザクション数は1月15日に約280万件と過去最高を記録し、アクティブアドレス数も2026年に1日当たり約100万件でピークを迎えた。
2018年と2022年の仮想通貨の冬には、イーサリアムの取引活動やアクティブウォレット数が減少したが、「過去12カ月で見られる状況とは正反対だ」とリー氏は述べた。
「したがって、ETH価格の弱さを説明しているのは、ファンダメンタルズ要因以外の要素がより大きいと言える」
リー氏は、イーサリアム価格を押し下げている要因として2つの要因を挙げた。1つは10月10日の仮想通貨市場の暴落以降、市場にレバレッジが戻っていない点。もう1つは、貴金属価格の急騰が「渦」のように作用し、市場の変動局面で資金が金や銀へ移動することで、仮想通貨からリスク選好を吸い上げている点だという。
ETHが1週間で25%下落
リー氏が関与するイーサリアム保有企業ビットマインは、価格回復を見込んだ動きを示している。過去1週間で、同社はさらに4万1788ETHを取得した。
「ファンダメンタルズ要因が強化されていることを踏まえ、この調整局面は魅力的と判断し、ビットマインは継続的にイーサリアムを購入している」と同氏は語った。
「我々の見方では、ETHの価格は、その高い実用性や金融の未来としての役割を反映していない」
ビットマインは現在、総供給量の3.55%に相当する428万ETHを保有し、目標とする5%の7合目地点まで到達している。約287万ETHはステーキングに回している。
ただし、イーサリアム価格の急落により、同社のデジタル資産財務は含み損が70億ドル近くに膨らんだ。
下落の大半は直近1週間に集中しており、ETHは約3000ドルから月曜日に2200ドルまで25%超下落し、その後わずかに反発した。
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