仮想通貨取引所大手のFTXが、日本市場に参入する。2日の発表によれば、FTXは日本の仮想通貨取引所QUOINEの親会社である を買収する。今回FTXとLiquidは買収に関する契約を結んだ。買収は3月に完了する予定だという。
FTX is pleased to announce the acquisition of the Liquid group of companies, including an FSA-registered crypto-asset exchange to provide products and services to our customers in Japan! 🇯🇵https://t.co/rO5TznWFCU
— SBF (@SBF_FTX) February 2, 2022
FTXを率いるサム・バンクマン-フリード氏は、「FTXは、日本の顧客に製品・サービスを提供するため、金融庁に登録する仮想通貨取引所を含むLiquid Groupの買収を発表できることを嬉しく思います」と述べている。
Liquidは日本ではQUOINEとして仮想通貨事業を展開している。発表によれば、QUOINEはFTXの商品及びサービスを徐々に統合していく予定であり、また現在FTXを使っている日本人ユーザーはQUOINEのプラットフォームに移行することになる。
昨年8月、LiquidはFTXからの132億円の資金調達を受け、将来の事業提携に向けた協議を開始したと発表していた。Liquidでは当時、100億円以上の仮想通貨が流出するハッキング事件が発生していたが、LiquidはFTXからの資金で流動性を確保した。
またFTXは昨年11月、メジャーリーグのスターである大谷翔平選手とパートナーシップ契約を結んでいる。今回のLiquidの買収によって、大谷選手とのパートナーシップが日本市場で大きな武器になりそうだ。