分散型ソーシャルメディアプラットフォーム「フレンドテック」が、独自のブロックチェーン「フレンドチェーン」を開発する計画を発表した。現在はコインベースのレイヤー2ネットワーク「ベース」を基盤に構築されている。この決定に対して多くのユーザーが疑問を投げかけている。
「悪意はないが、純粋な質問だ。ソーシャルに特化したチェーンのバリュープロポジションは何か?」と、仮想通貨トレーダーのドクター・ジョジパップ氏が6月8日の発表に対してX(旧ツイッター)で返信した。フレンドテックは、仮想通貨インフラスタートアップ「コンデュイット」と協力して独自のブロックチェーンを立ち上げると説明。フレンドテックは、ネイティブトークン「フレンド(FRIEND)」を「完全に移転可能なガストークン」として使用するとも述べた。
「なぜブロックチェーンが必要なのか?」と仮想通貨コメンテーターのox0が付け加え、ガス監査会社「ガスライト」の共同創設者ポップ・パンク氏も「なぜ」とコメントした。さらに他のユーザーはベース上のガス料金が低コストとして知られているため、ガス料金が高くなるのではないかと懸念を示した。

しかし、発表後にトレーダーの関心が高まり、FRIENDの価格は急上昇した。
発表後にFRIEND価格が上昇
発表から20分以内にFRIENDは64%上昇し、1.31ドルに達したが、すぐに0.89ドルに戻ったとコインマーケットキャップのデータが示している。この大幅な価格変動は、フレンドテックがトークンを大規模なエアドロップとともに発表したちょうど1か月後に起こったものである。
5月3日にフレンドテックのエアドロップが開始された数時間後、最大のクジラ(大口投資家)の「マーフィーズ1d」が新たに発行されたフレンドトークンを5万5000以上売却した。同日、フレンドテックでの取引数が過去最高を記録し、2023年8月の強力な立ち上げ以来、著しく停滞していた取引活動が活発化した。

フレンドテックの取引活動は、2023年8月の立ち上げ以来のものである。フレンドテックが立ち上げられてからわずか1週間後の8月19日には、24時間で100万ドルを超える手数料を記録し、ユニスワップやビットコインネットワークを上回った。
コインテレグラフはフレンドテックにコメントを求めたが、記事公開時点では回答を得られていない。
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