テスラが15億ドル分のビットコイン(BTC)購入を発表し、ビットコイン価格が5万ドル近くにまで上昇したことをうけ、BTCはメディアの注目を集めている。しかし、著名な経済研究者で『ブラックスワン』の著者であるナシム・ニコラス・タレブ氏は、ビットコインを楽観的にみていないようだ。

BNNブルームバーグが報道したように、タレブ氏は12日のツイートで「私は自分のBTCを処分した」と述べた。「なぜか。通貨派それを使って売買するものよりもボラティリティが高いとは考えられていない」と説明し、次のようにも述べている。

「BTCで商品の価格を設定することはできない。その点で、それは失敗だ(少なくとも今のところ)」

タレブ氏は、ビットコインを通貨として考えているようだ。しかし複数の仮想通貨業界のプレイヤーたちは、ビットコインは役割を通貨以外で再定義している。たとえばマイクロストラテジーのセイラーCEOは、ビットコインが価値の保存手段として「着実に拡大している」と指摘している。