米調査会社のトレフィスは、年末のビットコイン価格予想を1万2500ドルから1万ドルに下方修正した。10日、米経済誌フォーブスに対するトレフィスなどの寄稿記事で明らかになった

 記事によると、相場の低迷とともに取引高が減少。ビットコインのネットーワーク上にあるアドレスの数は、先月に42万未満となり2016年9月以来で最低の数字を記録。6月の各アドレスごとの取引高も平均で800ドル未満と去年12月の2600ドルと比べてかなり減少しており、ビットコイン価格の低迷を招いたと分析している。

 取引高の減少などをトレフィスのビットコイン価格エスティメーターに反映させたところ、年末に1万ドルをつける予想が得られたという。ただ規制に関するポジティブなニュースが無い事を条件にしている。

 記事によると、ビットコインのファンダメンタルズは、需要と供給の関係によって決められる。供給サイドでは利用可能なビットコインの数が限られていることに加えてすでに80%がマイニングされたため、利用者数や取引高など需要サイドに焦点を当てるのが理にかなっているという。