仮想通貨(暗号資産)市場は2日、ほぼ全面高の展開となっている。ビットコイン(BTC)が1万ドルをついに突破。イーサ(ETH)やXRPといった主要アルトコインも軒並み前日比で上昇している。
出典:Coin360
ビットコインは足元では前日比6%高の1万100ドル近辺で取引されている。イーサは5%高で250ドル手前で推移。XRPは3.8%高で0.211ドルで取引されている。ビットコインキャッシュ(BCH)は大きく上昇しており、前日比で9.1%高だ。
FOMOが来るか?
仮想通貨市場の行動分析サービスを提供するSantimentは、1万ドルを突破したビットコインの今後についての分析をツイートしている。
Santimentの分析では、BTCの様々な指標は、ビットコインの上昇トレンドを裏付けるものになっているという。
「年間のタイムフレームでは、BTCはDAA(デイリーアクティブアドレス)、取引高、およびソーシャルボリュームは明確な上昇を示している」
出典:Santiment
その上で、Santimentは、FOMO(取り残されることへの不安・恐怖)が来れば、ビットコインの価格は1万1000ドル以上まで上昇する可能性があると指摘している。
ただし、足元では前述の3つの指標が小さく減少するなどしており、来週にかけてBTCの指標を監視していく必要があるとも指摘している。
「FOMOが始まるのか、それとも利確をしようとする人々が安全な道を取り、再び1万ドル以下に下落するかを確認することが重要だ」
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン