暗号資産交換業者のフィスコ仮想通貨取引所は、今年11月1日で称号を「株式会社Zaif」に変更する予定だ。フィスコ仮想通貨取引所が4日に発表した

フィスコ仮想通貨取引所は16年4月に設立し、17年9月に交換業登録を行い、仮想通貨取引所を運営していた。その後、2018年9月、テックビューロが運営していた仮想通貨取引所Zaifでハッキング事件が発生し、ビットコインなどの仮想通貨が67億円相当が流出した。これを受け、フィスコ仮想通貨取引所が支援先に名乗り出て、2018年11月にテックビューロからZaif事業を譲り受けることになった。

2020年2月には、フィスコ仮想通貨取引所とZaifとをシステム統合させ、「Zaif Exchange」に一本化させた。

これを受け、「今後当社はZaifを全面に打ち出したブランディングとマーケティング施策を強化していく」方針であり、それとともに商号を「株式会社 Zaif」に変更することにしたという。

フィスコ仮想通貨取引所が「株式会社Zaif」に変更するほか、フィスコ仮想通貨取引所の親会社であるフィスコデジタルアセットグループは「株式会社Zaif Holdings」に変更する予定だ。

この商号変更は、10月30日に開催予定の臨時株主総会で付議され、これが承認されれば、11月1日から商号が変更されることになる。