米大手メディアのインフォメーションの報道によると、フェイスブックがリブラに代わる新たなステーブルコインの発行を目指していることがわかった。3人の情報筋の話として報じた。フェイスブックはリブラの計画は続けるものの、今後は新しい通貨に重点を置くとしている。

報道によると、ドルやユーロなどの法定通貨に裏付けされる新しい通貨が発行される見込み。フェイスブックのウォレットであるカリブラに対応する。現時点で、リブラと新しいステーブルコインの両方をサポートするとしている。

さらにインフォメーションによると、フェイスブックはカリブラとステーブルコインの同時公開を予定していることから、カリブラのローンチは6月から10月にずれ込む見込みだという。

リブラをめぐっては米国や欧州の政治家や規制当局から批判が起き、2019年にはリブラ協会からの創業メンバーが離脱が相次いだ。しかし今年に入ってから、仮想通貨仲介業者のタゴミやeコマース大手のショピファイなどの参入が相次ぎ、22社が加入している。