シビルのブロックチェーンを用いたコロラド州の新しいオンライン新聞発行へ

 米紙デンバーポストの元報道記者と元編集者が、米コンセンシス(ConsenSys)が支援しているブロックチェーンスタートアップ企業のシビル・メディア・カンパニーと提携し、ブロックチェーンを活用したオンラインニュースサイトを立ち上げる計画だ。ニューヨーク・タイムズが17日に伝えた

 ニューヨーク・タイムズによると、デンバーポストのオーナーが変わり、ニュース編集室において従業員の解雇と士気の低下が起きた後、同紙を去ったグループがコロラド州の新しい地元オンライン新聞「コロラド・サン」を創刊しようとしているという。ニューヨーク市にあるヘッジファンドのアルデン・グローバル・キャピタルは、デンバーポストの親会社メディアニュース・グループを買収後、同紙の主導権を握り、子会社のデジタル・ファースト・メディアを通じて同紙を経営しているという。

 ニューヨーク・タイムズの報道によると、コロラド・サンは、分散型ジャーナリズムプラットフォームのシビルを用いてデータを保存する。シビルからの助成金による創業資金を得ているという。新しいメディアが立ち上がり次第、コロラド・サンは「大規模な進化の途中にあるコロラド州のための、調査報道、解説報道、物語形式の報道に重点を置いた、地域社会により支えられ、ジャーナリストが運営するチーム」になることを目指し、完全に広告のないオンライン新聞になると同社のウェブサイトに記されている。

 コロラド・サンは、現在、クラウドファンディングのキックスターターのキャンペーンを実施しており、今後1か月間で7万5000ドル(約830万円)の資金を調達することを目指している。キャンペーンページ上の声明によると、新しいオンライン新聞は購読料で運営されることになり、プラットフォームを広告のない状態に保つため「地元の支援者」を頼りにするという。

 コロラド・サンのような新しいメディアプラットフォームは、広告収入主体のメディア経済および株主の利益を重んじるコンテンツの問題に対処しようと努めていると言われている。ニューヨーク・タイムズによると、シビル・メディア・カンパニーは、近く発表されるシビルのネイティブトークン「CVL」により支えられる分散型管理モデルを用いてイーサリアムネットワーク上で運営されるという。CVLにより、システム内の出版物は一連の倫理基準および専門的基準を維持することができる。