投資家マーク・キューバン氏が最近、「Rug Radio」のポッドキャストに出演し、仮想通貨業界に関する見解を語った。キューバン氏は、すべてのミームコインは長引くラグプル(投資詐欺)であり、現実世界での実用性がないとの考えを示した。

「ルーレットをするようなものだ」とキューバン氏は語り、ミームコインの取引を「いす取りゲーム」と表現した。このベテラン投資家は、ミームコインは強力なコミュニティを持っている場合があるが、持続力に欠けると説明した。

「すべてのミームコインプールは、進行中のラグプルだ。なぜなら、ただ楽しむために存在しているだけで、本当に残る理由はない。人が増えてトークンの価値が上がるのを楽しんでいるだけで、それはまさにいす取りゲームだ。」

キューバン氏はまた、ミームコイン市場は本質的に「大馬鹿理論」に基づいていると述べた。この理論は、投資家が資産の基本的な要因に関係なく購入し、その後、その資産をより高い価格で他の投資家に売ることができるという仮定に基づく市場仮説である。

価値が過大評価された資産を購入した投資家は、そのプロセスを繰り返し、別の個人を見つけ、さらに高い価格でその資産を売ることができるという同じ仮定に基づいて利益を得る。

「誰もがこれを素晴らしい投資だとは思っていない」とキューバン氏はミームコインについて語り、時にはミームコインの取引を考えたこともあるが、誘惑に屈することはなかったと話した。

2024年はミームコインの年に

過去30日間で、ソラナネットワーク上に381,401もの新しいミームコインが作成された。これらの多くのトークンは、取引所に上場されてから数日以内に99%以上の価値を失っている。最も顕著な形のこれらのポンジスキームは、セレブが関与するミームコインに見られ、トレーダーや業界関係者から広範な批判を浴びている。

Mark Cuban, Memecoin

Memecoins created on Solana over the past 30 days. Source: Step Finance.

それでも、いくつかのミームコインプロジェクトは時間の試練に耐え、ブルーチップミームプロジェクトとしての地位を確立することができた。

9月27日の週には、ペペ(PEPE)のミームコインがミーム取引の急増により30%の価値を上げた。また、ドル単位で価格が表示される数少ないミームコインのひとつであるドッグウィフハット(WIF)も、9月に大幅な上昇を記録した。しかし、10月初週までに市場はこれらの上昇を帳消しにした。

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