スマートコントラクトを手軽に作成、管理し、イーサリアムのネットワーク上に構築することが出来るEtherpartyがソフトウェアのベータ版に入り8月のリリースに向けてテスターを募集している。
ついに非開発者もスマートコントラクトを作成できるように
「イーサリアムには様々な応用方法が考えられます、分散型の投票システム、身分証明書、ガバナンス、アプリケーション、ゲームなど、どれも全て本当に素晴らしいアイディアばかりです」と、バンクーバーに拠点を置くEtherparty関連の有償サービスプラットフォーム、Vanbex Groupのオーナー兼創設者Lisa Cheng氏は語った。
「しかしリリース当初は、開発者のみが実際にこれを行うことが可能です」
Cheng氏曰く、Etherpartyでコードを閲覧することはできないという。ベータ版のため、組み立てに必要なツールと実行用のコントラクト保存用のツールが提供されるのみだ。コマンドライン用のインターフェースであるGethや、Meteor、Mistなどのプラットフォームをインストールすることなく利用可能だ。
同プラットフォームを利用することでユーザーはシンプルなドラッグアンドドロップのインターフェースによりプラグアンドプレイでデーターフィードを取得しスマートコントラクトを生成することが出来る。
初の試み
利用するのに開発者である必要がないスマートコントラクトベースの製品は業界内で初の試みであり唯一のものだ。アクセシビリティを念頭に置いて設計されている、とVanbex GroupのCEO、Kevin Hobbs氏は語る。
「Etherpartyは賭け事をするのと同じくらいシンプルに利用できますが、グローバルSCM同様堅牢です」とHobbs氏は語り、フルリリースの際にはサブスクリプションモデルの製品もリリースすると語った。
ベータ版では、複雑な多岐に渡る法的契約を結ぶことなくユーザーは個人のイーサーのファンドを利用し、ピアツーピアの形で簡単にコントラクトを実行しベットすることができる。
また、ソフトウェアの同期時間を待つことなく即座にコントラクトを実行できるよう、イーサリアムのネットワークと直接繋がり動作し、クラウド上にテンプレートを保存することで常にアクセス可能な状態を保ち利用することも可能だ。
Hobbs氏は今後モバイルフレンドリー且つ強固なプラットフォームを構築予定だとも語った。
EtherpartyはiOSやAndroidなどのOSで利用可能になる予定だ。