イーサリアムの共同創始者であるヴィタリック・ブテリン氏が、中国初のブロックチェーンプロジェクトであるトロン(TRX)を批判した。英ファイナンシャルタイムズが伝えた。
同氏はこれまでもイーサリアム上で展開されるICOや仮想通貨バブルを批判してきた。
今回も「多くのプロジェクトに魂がない。値段を吊り上げてランボルギーニを買いたいだけだろう」と皮肉っている。
特にトロンを軽蔑しているようで、その価格上昇について「仮想通貨がこの世界のために成し遂げたことから比べると行きすぎ」であることを示す例とした。
年末年始のアルトコイン相場でトロンの時価総額は一時1.8兆円まで膨れ上がった。その後急落したが現在でも3600億円ほどの時価総額がある。一方でトロン自体には目立ったプロダクトがなく、先月にテストネットがローンチしたばかり。仮想通貨界でトロンを懐疑的に見る声が多い所以だ。
ちなみにイーサリアムにとって代わることを目論むEOSもドージコインの創始者ジャクソン・パルマーから批判を浴びている。メインネットがローンチされたがEOSトークンに有用性がまだないことが指摘されている。