トレーダーたちは5月27日、イーサリアム(ETH)の価格を4,000ドルに近づけようとしている。ETHはこの日3.5%の上昇を記録した。
トレーディングビューのデータによると、イーサリアムは5月20日の3,048ドルから27%上昇し、5月27日に10週間ぶりの高値である3,964ドルに達した。

イーサリアムの過去7日間のパフォーマンスは、主に米国での現物型イーサリアム上場投資信託(ETF)の承認への期待によって突き動かされていた。承認後、ETHのパフォーマンスはさえなかったものの、4,000ドルへの動きは重要視されている。
仮想通貨アナリストのジェレ氏は、イーサリアムは長い蓄積期間を終え、現物型イーサリアムETFが承認されたことで価格は「成層圏」に入る準備が整ったとのべた。
「予想以上に時間がかかった」が、市場参加者は「ついに強気相場のイーサリアムを再び目にしている」とジェレ氏は5月27日のX投稿で説明した。
アナリストでMNキャピタルの創設者であるミカエル・ヴァン・デ・ポッペ氏も、週足のETH/BTCチャートを使用して同様の観察をしている。ヴァン・デ・ポッペ氏によれば、週足の相対力指数(RSI)が強気のダイバージェンスを示し、長期にわたる仮想通貨の冬の後、ビットコイン(BTC)からアルトコインへの資本の移動が始まったことを示している。「イーサリアムにとってび2年半の弱気市場がついに終わった可能性が高い」。

「ETHは強気のダイバージェンスと下降トレンドの突破を確認した」と仮想通貨トレーダーのマシュー・ハイランド氏は5月27日のX投稿で宣言し、取引量の増加が「ブレイクアウトをさらに検証する」と付け加えた。
同じくアナリストのトゥール・デメスター氏は、イーサリアム市場の熱狂がまだ実現していないと考えている。デメスター氏は5月25日のX投稿で次のチャートを共有し、「ETH/BTCペアが強気に転じるには0.06を突破する必要がある」と指摘した。

注目すべきは、ETH/BTCペアが記事公開時点で0.056で取引されており、50週間単純移動平均線(SMA)がサポートを提供していることだ。このサポートを保持することが、長期的な下降トレンドライン(青)をサポートに転換する可能性を高める。これが実現すれば、ETH/BTCは0.06レベルからの抵抗に対峙するために上昇する。
以下のチャートは、このレベルを突破してもペアが完全に危険を脱するわけではないことを示している。ブレイクアウトを確認するためには、100週間SMAを0.063で突破する必要がある。

一方クリプトクアントのデータによると、取引所におけるETHの残高は過去12か月で減少し、5月20日に6年ぶりの低水準である1358万ETHに達した。

取引所でのイーサリアム残高の減少は、トレーダーが長期投資戦略を採用していることを示し、イーサリアムの長期的な潜在能力と価値に対する信頼が高まっていることを示している。
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。
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