イーサリアム・ファウンデーションが今年の夏、新たな教育プログラム「ZK Summer Contribution Program」を開催する予定だ。この8週間の集中型プログラムは日本、韓国、台湾の学生を対象としており、「ゼロ知識証明(ZKP)」の理解を深めることが目的だ。6月26日にはオンライン説明会も予定されている

このプログラムは、イーサリアム・ファウンデーションのPrivacy and Scaling Explorations(PSE)チームが手掛ける。7月31日からの8週間の予定で開催される。プログラムの内容は、ゼロ知識証明の理論的な部分から、それを実際に活用したソフトウェア開発の技能まで幅広くカバーする

プログラムは「自己学習とメンターによるワークショップ」、「プロジェクトフェーズ」の2つのフェーズから構成されている。PSEチームが独自に開発したカリキュラムに沿って進行され、参加者は自身の力で新しいことを学び、それをZKP関連のオープンソースプロジェクトへの貢献に繋げることが求められる。

プログラムに参加する学生には、ゼロ知識証明という新たな技術領域への深い理解と、それを用いて自らのアイディアを形にする能力を身につけるための支援が提供されるという。

参加者の選考条件としては、基本的なプログラミングの経験が必要であるが、ゼロ知識証明や暗号学に関する知識は問われない。

プログラムはの場所や時間は柔軟に調整可能で、リモートからの参加も可能だが、週に一度のオフラインでのミーティングが東京で開催される。プログラムの修了後、イーサリアム・ファウンデーションからの助成金を受け取れる可能性もあるという。