イーサリアム共同創設者であるヴィタリック・ブテリン氏は、携帯電話を介した仮想通貨マイニングと言うアイデアについて否定的な見解を示している。
ブテリン氏は4月13日のツイートの中で、携帯電話メーカーHTCがブロックチェーンフォン「エクソダス」を使った仮想通貨モネロ(XMR)をマイニングするという発表について言及し、携帯電話を使ったマイニング「馬鹿げたゲームだ」と語った。
「それは、ハードウェアの規模の経済について私たちが知っているものすべてに反しており、ユーザーを助けるよりも、誤った希望でユーザーを欺くものになる」
一方で、ブテリン氏は「携帯電話を使ったステーキング」については「非常に有望だ」と付け加えている。
ブテリン氏のツイートには、様々な反応を巻き起こした。一部の人々は、アンドロイドファンを介してマイニングを実行できる「Ardor」などのケースを取り上げ、携帯電話による仮想通貨マイニングを矮小化しているとの声も上がった。
4月10日に報じたように、HTCはASICチップ設計企業であるミダスラボと提携し、スマートフォンでの仮想通貨マイニングを進めようとしている。HTCは2020年第2四半期にも専用アプリをリリースする予定としている。
HTCはモバイルデバイスでマイニングをすることで、仮想通貨マイニングに付きまとうエネルギーコストの問題を「削減できる」と期待している。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン