イーサリアム(分散型アプリケーションやスマート・コントラクトを構築するためのプラットフォーム)の共同創始者であるジョセフ・ルービン氏は24日、米最IT最大手であるアマゾン、グーグル、アップル社は現状において仮想通貨やブッロクチェーン技術と大きな関わりをもっている兆候はない、と指摘した。
(仮想通貨に関して)アップルは無関心かつ意識していないようだ。グーグルは投資は行っているが、本当にアクティブかどうかはわからない。アマゾンも今のところなにもしていないように見えるが、今後注目すべきところだ。
ルービンはまた、ブロックチェーン技術は特にアマゾンにとって脅威になるとし、「今後、非中央集権化されたアマゾン(のようなイーコマースプラットフォーム)が出てくるだろう。」と述べた。
また、「(ブロックチェーンを基盤とした新たなインターネットについて)点が揃い始めた。ただまだ線になっていない。まだまだこれからの技術だが、今後様々なプレーヤーが参入する開かれたプラットフォームができていく」とした。
仮想通貨については同氏独特の表現で、現状は初期のバブルで、さらに大きく健全なバブルが形成されていくのを望むと述べた。
「もちろん(ビットコイン等仮想通貨は)バブルに決まっている。そしてこれからさらに増大するバブルの一つにすぎないと思いたい。バブルによって人はまずこれに興味を持ち、エコシステム(生態系)に本当の価値をもたらすのだから。」