弱気市場で不確実性が高い際、仮想通貨投資家はインパーマネントロス(価格変動による損失)を回避するために、しばしばビットコインとイーサに固執する傾向がある。そのため、資産の大きな動きは、その動きの背後にある意図を読み解こうとするコミュニティの興味をそそるようだ。
4年以上休眠状態にあった2つのアドレスが最近復活し、22,982ETHを新しいアドレスに移した。問題のETHトークンは、仮想通貨取引所のジェネシスとポロニエックスから送金された。それぞれ13,103.99ETHと9,878ETHだ。
#PeckShieldAlert 2 Dormant addresses transferred 22,982 $ETH (~27.2M) to 2 fresh addresses, their last movement was October 2018 (1,535 days ago).
— PeckShieldAlert (@PeckShieldAlert) December 19, 2022
These $ETH originated from Genesis and Poloniex pic.twitter.com/MXKpLnypif
ブロックチェーン調査会社Peckshieldは、問題のETHトークンの最後の動きが、イーサ価格がおよそ190ドルから230ドルの間で推移していた2018年10月にさかのぼることを発見した。今回の送金当日は、1ETHあたり1,200ドル近い価格にだった。
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上記のフローチャートは、資産の過去の動きと、仮想通貨取引所から新しいアドレスまで、長年にわたってどのような動きをしたかを示している。記事執筆時点では具体的な内容は明らかにされていないが、コミュニティの憶測では、このトークンはプロジェクトの資金調達の担保と関連付けられているようだ。