イーサリアム(ETH)は2800ドルの重要なサポートを割り込んだことで、さらなる急落に直面する可能性が浮上している。テクニカルチャートとオンチェーンデータはいずれも、下落トレンドが継続する可能性を示唆している。
テクニカル指標が2100ドル付近に収束
ETH/USDは直近3日間で10%超下落し、主要サポートであった2800ドルを下回った。この水準を割り込むのは2025年12月3日以来であり、より低い価格帯への移行を示すシグナルと受け止められている。
執筆時点でETHは2700ドル前後で推移しており、アナリストのメタクリプトックス氏は「強気派にとって生死を分ける水準」と指摘する。
「ここを維持できなければ、弱気優勢が確定し、2500ドルの中間ゾーンが視野に入る可能性がある」
2800ドルは下降トライアングルの水平ラインに相当し、木曜日に下抜けた。次の主要サポートは2500ドルで、200週間単純移動平均線(SMA)と重なる水準となる。
さらに下では、トライアングルの値幅から算出される目標値である2150ドル付近まで下落する可能性があり、現在価格から約20%の下げとなる。

相対力指数(RSI)は1月初旬の68から34まで低下しており、価格モメンタムの弱まりを示す弱気ダイバージェンスが確認されている。
ベテラントレーダーのピーター・ブラント氏も、ETH/USDが対称トライアングルの下限トレンドラインを割り込んだことで、「立証責任は強気派にある」と指摘した。
同氏のチャートは、特に2800ドル割れ後に下振れリスクが高まったことを示している。パターンの値幅をブレイク地点に当てはめた目標値は2100ドルで、現在価格から約22%の下落を示唆する。

過去の弱気相場と酷似するオンチェーン構造
オンチェーンデータも、現在のイーサリアム市場が過去の弱気相場初期と似た構図にあることを示している。
イーサリアムの正味未実現損益指標(NUPL)は「不安(黄色)」から「恐怖ゾーン(オレンジ)」へ移行した。この水準は、これまで弱気相場の始まりと重なることが多かった。
NUPLは、保有者の未実現利益と未実現損失の差を測定する指標であり、過去のサイクルでは恐怖ゾーン入りと同時に長期的な価格下落が進行してきた。

さらに、111日間移動平均線(MA)が200日間移動平均線を下回って推移している点も注目される。このようなクロスオーバーは、2018年と2022年の弱気相場入り局面で、より深い価格調整の引き金となっていた。
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