ホライズン・ブロックチェーン・ゲームは、同社のイーサリアムベースのカードゲーム「SkyWeaver」向けに、500万ドル(約5億2000万円)を調達した。テッククランチが報じた。2019年のシードラウンドへの追加の資金調達となる。

主にイニシャライズド・キャピタルなどが出資。リーガ・ベンチャーズ、コンセンシス、デジタル・カレンシー・グループ、ポリチェーン・キャピタル、ゴールデン・ベンチャーズ、CMTデジタルも出資した。2019年のシードラウンドの資金調達に続くものとなる。

SkyWeaverは、「デジタルおよび物理的コレクティブルのカードゲームを統合した無料でプレイできるトレーディングカードゲーム」で、イーサリアムのブロックチェーンネットワーク上に構築されている。今回調達した資金でベータテストを行うという。

同社の共同創設者でCEOのピーター・キールタイカ氏は、同社のブログで、ブロックチェーンがいかにゲームプレイに影響を与えるかが明確になったと述べている。

SkyWeaverを実現するために、我々はイーサリアム向けに数々の新しいプロトコルとトランザクションインフラを開発した。我々は、賢明で慎重なデザインを通じて、ノンカストディアル(例えば、プレイヤーらが彼らのアイテムに対して完全所有を保持する場合)でユーザーフレンドリーで構築しやすいバーチャル世界に向けにイーサリアムベースのブロックチェーンスタックを構築した」

ブロックチェーンゲームは、ユーザー自身で仮想通貨ウォレットを管理する必要があるため、まだ主流となっていない。キールタイカ氏は、これらの懸念を緩和しようとしている。

「例えブロックチェーンの予備知識がなくとも、我々が提供するユーザーフレンドリーなウォレットを使って、どんなプレイヤーもバーチャルアイテムを保管、管理、取引することができる。あるいは、ブロックチェーンに馴染みのあるプレイヤーらには、他のどのイーサリアムのウォレットを使用することも歓迎する」

 

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン