イーサリアム2.0のブロック承認者は、年間でステーキング額の4.6%から10.3%稼げる。イーサリアム開発者向けのイベント「デブコン5」でコンセンシスの幹部が発言していた。コインデスクが報じた。
ブロックチェーン企業コンセンシスのグローバルプロダクト戦略長のコーリン・マイヤーズ氏は、イーサリアム2.0が実施されたらブロック承認者にステークによる獲得額を計算するツールを発表すると述べた。
イーサリアム2.0とは、イーサリアムの大型アップグレード。コンセンサスアルゴリズムをPoW(プルーフ・オブ・ワーク)からPoS(プルーフ・オブ・ステーク)に移行し、ブロック承認をマイナーから特別な承認者に変える。イーサリアム2.0の初期段階は2020年の1月3日に予定されている。
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イーサリアムでPoSが導入されれば、イーサをスマートコントラクトにロックすることで新たなブロックの承認ができるようになる。もしステーカー(ロックをした利用者)が誤ったブロックを生成するなど悪い行動を取れば、彼らのステーク(ロックされたイーサ)はなくなる。また、悪い行動を指摘した者にはイーサが与えられる。
マイヤーズ氏によると、イーサリアム2.0で承認者になるためには少なくとも32イーサ(約64万円)を維持する必要がある。
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版