イーサリアムのスケーラビリティ(規模の拡大)問題の解決を目指す「イーサリアム2.0」。その最初の段階となるフェーズ0(Phase 0)立ち上げに向けて大きな動きがあった。

11月4日に更新されたイーサリアム財団のブログによると、ETH2預金アドレスを12月1日12時(UTC時間)を目処に立ち上げる。このアドレスは、フェーズ0の一部であるビーコンチェーンに先駆けて、ステーキング参加者が資金用意するためのアドレスになる。

イーサリアム2.0は、ビーコンチェーンと呼ばれる主要なブロックチェーンが含まれることになり、シャードと呼ばれる64のサイドチェーン全てを管理する。すべてのシャードは完全なPoS(プルーフオブステーク)システムとして機能し、それぞれが独立して取引の履歴を管理。それぞれのノード(ネットワークに参加するコンピューター)は全ての取引を承認するのではなく、特定のシャード用に取引を承認することになる。

PoSのネットワークでは、ネットワーク参加者が仮想通貨を保有することで報酬を受ける仕組みだ。

ETH預金アドレスはすでに公開されており、預金も開始している。

イーサリアム共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏は、今年2月にコインテレグラフのインタビューに答えて、今年はイーサリアム2.0のフェーズ0の年になると述べていた

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン