エストニアが自国のデジタル通貨の発行を検討中であることが、ECBの総裁のMario Draghi氏の耳に届いた。彼はエストニアがユーロ圏内で独自の通貨を持つことは不可能だと指摘した。

どの国も新しい通貨を発行することはできない。EUの通貨はユーロだ。

と彼は述べた。

 

Estコインは白紙に

このアイディアはもともと「Estコインは当国内でデジタル通貨として使うことができる」と提言したKaspar Korjusにより始まった。当国がデジタル通貨を発行すれば、エストニア人は世界中どこにいても電子上の資料の認証をすることができるようになる。

Estコインが採択されていれば暗号通貨が広範に採択されたことを示す一つの指標になっていただろう。しかし、自国のデジタル通貨を保持することにより生まれる潜在的な利点にもかかわらず、EUはEstコインを許可しなかった。中国でICOが禁じられたのに始め、世界のICOに対する見解は厳しい。

いずれにせよ、一国がデジタル通貨を発行するのは現在の所、棚上げになった。