車や住居をはじめとして様々なものがシェアできる時代になっている。数多くのシェアリングエコノミーサービスが乱立する中で成長を続けているのがタイムチケットだ。タイムチケットは個人の時間を売買できるサービスでいわゆるスキルシェアサービスに分類される。

タイムチケットの親会社にあたるグローバルウェイ社は現在仮想通貨の分野にも力をいれており、サービスのさらなる拡充を目指している。同社は乱立するスキルシェアサービスをまとめるプラットフォームを構築するべくタイムコインプロトコルをリリースする。

タイムコインプロトコルとは

現在のシェアリングエコノミーは各社が独自にサービスを提供しており、ユーザーの情報や行動もそれぞれのサービス内で完結している。ユーザーはサービスごとに登録を行わなければならず、実績の積み上げを都度行う必要がある。

タイムコインプロトコルはシェアリングエコノミーのプラットフォームとして機能し、ユーザーをサービス間でシェアできる仕組みになっている。プラットフォーム上のサービスで使われる決済通貨はタイムコインに統一されており、他のサービスに流用ができる。また、ユーザーの利用実績なども共有することができ、効率的に利用することができる。

一方のサービス提供者側はプラットフォームの既存ユーザーの流入が見込めるため、開発者側にもメリットは用意されている。また、すでにサービスの基盤が出来上がっているため開発費を抑えられ参入障壁も低くなる。

プラットフォームの普及に注力

グローバルウェイ社はタイムコインプロトコル上のサービスとしてタイムチケットとeSportStarsを用意している。タイムチケットは既存のスキルシェアサービスでユーザー数は30万人を超えている。eSportStarsはesportsのプレイヤーやファンが対戦相手を探したり、トーナメントを主宰、参加できるサービスになっている。

プラットフォームのローンチ時にはこれら2つのサービスがユーザー層とタイムコインの流動性を提供する。十分なユーザーの流入が見込めることからサードパーティのシェアリングエコノミーサービスも追随してプラットフォーム上でサービスをローンチしてくることが期待できる。

共通の決済通貨タイムコイン

タイムコインはイーサリアムベースのトークンでプラットフォーム上のサービスを利用したり、取引所から購入することで入手できる。プラットフォーム上の全てのサービスで共通して使えるため、一つのサービスで入手したトークンを他のサービスでの決済に流用することも可能だ。

総発行枚数は1億枚で50%がリワードプールおよび参加者への分配に割り当てられている。これは後述するタイムマイニングやeSportsマイニングでの支払いに当てられる。全体の半数がユーザーへの配当に充てられていて利用者に還元されることに重きを置いている。

11月にBitforexにてIEOを行うことが決定しているが、IEO時には発行するタイムコインの0.1%未満を販売する予定である。エクイティにて3億円以上の資金調達が完了しているためプレセールなどは行われず、IEO開催後も少量ずつ販売していく予定だ。また、プロジェクト関係者やアドバイザーは中長期的にタイムコインを保有する方針であるとのことだ。

タイムマイニング

個人の時間とスキルをシェアできるタイムチケットにてユーザーがチケットを購入すると、タイムコインが付与される。これをタイムマイニングと呼び、他のブロックチェーンにおけるマイニングと同じくサービスの流動性を高める役割を担っている。

受け取ったタイムコインは保有していれば手数料の割引や限定チケットの購入権などの特典を受けることができ、長期的なホールドを促すよう設計されている。また、タイムコインプロトコル上の他のサービスで利用したり、仮想通貨取引所で売却することも可能だ。

eSportsの包括的なプラットフォームを目指すeSportStars

タイムコインプロトコルのローンチ時に用意されるもう一つのサービスがeSportStars、通称「いぽすた」だ。このプラットフォームではユーザーがゲームの対戦相手を探したり、トーナメントを主宰、参加することができる。

プロゲーマーもサービスに参加しており、ユーザーは対戦チケットを購入することでプロと直接対戦することができる。また、誰もがトーナメントを主宰し参加できる仕組みでゲーマーとしての活躍の場を提供する。

ストリーマーは、トーナメントの様子を実況してリアルタイム配信したり、動画を投稿することで、タイムコインがもらえる。現在テストマーケティング中のトーナメント配信には50万人以上の視聴者が集まっており、ローンチ前にもかかわらず人気を集めている。

eSportsマイニング

タイムチケットのタイムマイニングのように、eSportStarsに積極的に参加したユーザーにもタイムコインが付与される。一般ユーザーはトーナメントに参加し、入賞することで賞金としてタイムコインを受け取れる。現在、賞金は現金で支払われているが、将来的にはタイムコインに置き換わる予定だ。

実況動画を配信するストリーマーは動画をアップロードすることでタイムコインを受け取ることができる。テストマーケティング中の現在はYouTubeに動画がアップロードされているが、今後eSportStars専用の動画配信プラットフォームが用意され、そこにアップロードする形になる。

プロゲーマーには対戦チケットの販売やトーナメントの主宰によって報酬が分配される。

eSportStarsは現在ゲーマー向けチャットアプリのDiscordと連携しており、最終的にはAIを使ったオートメーションの実現を目指している。

シェアリングエコノミーサービスの基盤を作り上げる

タイムコインプロトコル上のサービスとしてタイムチケットとeSportStarsという2つのサービスが用意され万全の体制でローンチを迎える。これらのサービスが数多のユーザーを集め、サードパーティの参入を促進する。

乱立するシェアリングエコノミーサービス市場における情報の非効率性や参入障壁の高さ、高額な手数料といった問題をタイムコインプロトコルはブロックチェーンを活用し解決を目指す。

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