Erik Voorhees氏によればビットコインは大型株並の価格安定性を見せているという。

ShapeShiftのCEOはビットコインの安定性上昇を指摘し、暗号通貨における初期の段階で最も多かった批判を1つ潰した形になったとTwitter上で語っている―

 

「ビットコインが大型株並の価格安定性を実現してきている。これは非常に見事だ。最も初期の批判の1つが解決されたことになる。

― Erik Voorhees (@ErikVoorhees) 2016年7月29日

 

ビットコインの最近の安定性の成果

 

以前までの悪名高いそのボラティリティとは対称的に、ビットコインは十分に成熟してきたような兆候を見せ始めている。先日、イギリスがEU離脱へ向かおうとしていた際には、ビットコインは経済の不確実性に対するヘッジとしてゴールドを追従しており、従来の金融システムより信頼性の高いオプションとしての地位を固めることとなった。

Brexitの投票が行われた直後、ポンドのボラティリティはビットコインのそれを上回り、暗号通貨への投資は魅力的な投資機会として捉えられた。

 

旧来の世界金融システムはうまくいかず

 

ビットコインが世界的に躍進を続ける一方、既存の金融システムは益々問題に直面し始めている。日本の安倍晋三首相は2兆6,500億ドルの経済刺激策を発表しており、これは経済の停滞と将来的な円切り下げを視野に入れたものだ。

ヨーロッパでは、EUの銀行、特にイタリアの銀行が1兆6,600億ドルの経済支援が必要であるとしてドイツ銀行が見積もりを出しており、調達できない場合は崩壊してしまう可能性が高い。このような経済的指標のため、元連邦準備制度理事会議長、アラン・グリーンスパン氏はハイパーインフレが起こるとして警告しており、経済危機を回避するためより安定した金本位制への回帰を訴えている。一方、アメリカ人の71%は経済が不正に操作されていると信じており、旧来の金融システムへの信頼の欠如が色濃く表れている。ビットコインがここに食い込むには完璧なタイミングと言えるかもしれない。