エンタメ事業DLE、ブロックチェーンでアニメ作品取引

 ディー・エル・イー(東京・千代田、DLE)は8日、ブロックチェーン技術を活用した分散型エンターテイメント・エコシステムを開発中のシンガポール企業ブロックパンク社と資本・業務提携すると発表した。DLE傘下でベンチャーキャピタル投資企業のDLEキャピタルを通じ、1000万円ほど出資する。

 ブロックパンクは、イーサリアムのブロックチェーンを利用して、アニメのデジタルアート作品を販売するクリプト・アニメを運営している。このシステムを通じ、新規のオリジナルキャラクターデザインとアニメ作品の開発を共同で行う。

 日経新聞によると、個人がクリプト・アニメで購入した作品は、第三者に転売することができる。転売で得た収益は、スマートコントラクトを通じて作品の権利者であるクリエーターに分配する。支払いにはイーサリアムを使う。また、取引内容や著作権の管理、所有権の移転はブロックチェーン上に記録される。このシステムにより、クリエーターの作品を配信する時に仲介業者を省くことができるため、クリエーターに分配される収益の増加が期待できる。

 クリプトアニメでは現在、試験的に複数の作品が販売されている。日経によると、販売開始から30日後、売り手側は売買価格を自由に設定できる。なかには60倍以上に値上がりしたものもあるという。購入者の4割が日本、残りの6割が北米、南米など海外の利用者。今後は、著名な日本人クリエーターの作品を投入する予定だ。

 ディー・エル・イーの株価は、15時時点で前日比8%増の486円で取引されている。

 

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