4月18日のフォックスニュースの報道によると、イーロン・マスク氏はChatGPTのライバルとして「TruthGPT」と呼ばれる大規模言語モデル(LLM)を開発中であることを明かした。マスク氏はこのAIが宇宙の謎を解き明かすことを目指すと語った。

マスク氏は「宇宙の性質を理解しようとする、真実を求めるAIであるTruthGPTを始めるつもりだ」と述べた。このAIは、業界における左翼的なバイアスに対抗する役割を果たすという。マスク氏はフォックスニュース司会者のタッカー・カールソン氏に対し、ChatGPTは「左翼の専門家によってプログラムされ、チャットボットに嘘をつかせる」と語った。また、関連研究を一時停止して安全性を評価するよう求める署名活動に参加したばかりのマスク氏が、LLM市場に参入する懸念にも言及した。

カールソン氏も「問題は単に自立して私たちを奴隷にするだけでなく、現実の理解を支配し、非常に不正直な方法で行うことだ。政治的効果のために嘘をつかせるようプログラムされる可能性がある」と付け加えた。

フォックスニュースの記事によると、マスク氏は「宇宙を理解しようとするAIは、私たち人間が宇宙の興味深い部分であるため、人類を抹消する可能性は低いと考える。これが安全性への最善の道だ」と語った。

マスク氏はまた、1万台のGPUを購入し、LLM市場に参入する意向を示したことに関連し、安全性に対する懸念への言及も行った。