ドージコイン(DOGE)の価格は、2024年12月に0.48ドルに達した後、70%以上下落した。しかし、価格下落にもかかわらず、同銘柄の最大の保有者は買い増しを続けており、今後数週間での反発を期待している可能性がある。
オンチェーン指標が価格反発の兆しを示唆
オンチェーンデータプロバイダーSantimentによると、100万DOGE以上を保有するウォレット数は2月初旬以降1.24%増加している。一方で、アクティブアドレス数は4カ月ぶりの高水準に達し、ネットワークの活動が活発化していることを示している。
Dogecoin addresses holding at least a million DOGE vs. price. Source: Santiment
通常、大口投資家が価格下落時に買い増す場合、その資産が割安と判断されている可能性が高く、将来的な反発を見越してポジションを構築していることを示唆する。
また、アクティブアドレスの増加はネットワークへの関与が高まっていることを意味し、小口投資家の関心が再び強まっている可能性がある。
このユーザー活動の急増が単なる投機的な取引やパニック売りではなく、実際の利用増加によるものであれば、価格回復のオンチェーン基盤となる可能性がある。類似のパターンは、DOGEが2024年11月に200%以上上昇した際にも見られた。
DOGEは売られすぎ、30%の反発の可能性
現在、DOGEは長期的な上昇トレンドラインのサポートと、200週指数移動平均線(EMA、約0.13ドル)という重要な支持帯をテストしている。これらの水準は過去に強い反発を引き起こしてきた。
DOGE/USD weekly price chart. Source: TradingView
さらに、モメンタム指標であるストキャスティクスRSIは、売られすぎ領域(0.30以下)で強気のクロスを形成している。この指標は通常、売り圧力の低下を示し、DOGEの場合、過去にもこの水準でのクロスが400%の急騰(2024年)や88%の上昇(2023年)につながった。
DOGEの最初の主要なレジスタンスは0.22ドル付近にあり、これは50週EMA(赤いライン)と2024年3月~4月のレジスタンスエリアに一致する。
DOGE/USD weekly price chart. Source: TradingView
しかし、DOGEがサポート帯を維持できなければ、この強気シナリオは無効となり、2024年3月~5月のサポート水準である0.12ドルまで下落する可能性がある。
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