著者 DMM Bitcoin マーケットレポート
プロフィール:暗号資産交換業者。DMM Bitcoinなら、豊富な取扱い暗号資産(仮想通貨)種類(レバレッジ11種類、現物3種類)でお取引が可能です(※2020年10月現在)。厳重なセキュリティで、お客様が安心して暗号資産のお取引ができる環境を提供します。最短当日に口座開設可能。(暗号資産交換業 関東財務局長 第00010号、第一種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第3189号、加入協会:一般社団法人日本暗号資産取引業協会)
・暗号資産の“セクター別”パフォーマンス比較
DMM Bitcoinの取引ツールより作成
2021年の第1四半期は、事業会社による大型参入案件や、機関投資家の参入を観測する報道が多くされたため、暗号資産市場への認知が高まり大衆化が進む四半期となった。
大衆化が進むことにより、暗号資産市場を金融商品指標の一つと捉える動きがより一層進むものと考えられる。
以下では、代表的な特徴を有する3銘柄について、それぞれの特徴を指標として定義し、比較をおこなう。
上図は1/1を起点としたBTC・ETH・XRPの3銘柄の上昇率を比較したグラフである。上記3銘柄は、それぞれ以下のような特徴を持っており、各カテゴリーのセクター別指標といえるだろう。
BTC(ビットコイン):暗号資産市場における時価総額が最も大きい暗号資産の代表的役割を担う銘柄。BTC価格の上下は、暗号資産市場の時価に加え、市場心理にも大きく影響を与える。暗号資産市場の時価総額算出が困難な現状においては、暗号資産市場全体を表す指標的存在といえる。
ETH(イーサリアム):一般的に、BTC以外の銘柄を総称する“アルトコイン”の中で、最も時価総額が大きい銘柄。分散型アプリケーション(DApps)を開発するためのプラットフォームであることから、ETHを派生としたアルトコインの誕生を前提としたアルトコインの総合指標的存在といえる。
XRP(リップル): Ripple Labs Inc.が管理する中央集権型銘柄。暗号資産は法定通貨と異なる「管理者のいない」非中央集権型銘柄が主体となっているのに対し、XRPは「管理者のいる」中央集権型銘柄であるとともに同型銘柄の中でも最も時価総額の大きい銘柄である。