著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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・OMG(オーエムジー)は下落継続、有効な戦略は?

OMG/JPY 日足 Bidチャート

上図はOMG/JPY(2020年12月12日~現在)の日足チャートに高値を橙線で、安値を青線で表示させたものである。
1,680円の(A)ラインを高値として下落局面入りとなったOMG/JPYだが、5/23には安値356円(Bb)まで下値を拡大し、4/25に付けた前回安値の603円(B)を下抜けて安値を更新した。

ダウ理論(※)を基にすると、603円の(Bb)ラインの安値を更新したことにより、日足目線での下落相場入りと定義づけられるが、ここからとれる戦略としてどんなものがあるだろうか、ダウ理論を活用してトレード戦略を考えていく。
(※)ダウ理論:相場の値動きの特徴を「6つの基本法則」で説明するテクニカル分析の理論。(大和証券より引用:https://www.daiwa.jp/glossary/YST2245.html)

〈上昇の場合〉
まずは直近安値となる356円(Bb)をいったんの底とみて、OMG/JPYの調整が終了した後、一転上昇トレンドとなる可能性を見据えたトレンド戦略について考えてみる。

下落トレンドが継続している中での買いエントリーは不確実性が高い。
ダウ理論の1つにトレンドは継続するという考え方があり、下落トレンドは高値・安値の切り下げサイクルが継続して、安値更新を続けるという仮説が立てられる。そのため、反発を狙った買い戦略は比較的リスクが高い戦略となる。
このため、明確にトレンドの転換シグナルが現れてから、トレンドの反転(この場合は下落トレンドから上昇トレンド)をとらえたポジショニングが必要となる。

よって、ダウ理論からは上述した4/25に安値を更新したことによる、下落トレンドを脱したと判断できうる、前回高値である846円の(Aa)ラインを上抜けした際のエントリーが必要になってくる。
その場合のターゲットプライスは1,243円の高値(Ab)ラインが一つの目途として意識されるだろう。

〈下落の場合〉

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。