著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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三役逆転が続く

QTUM/JPY 日足 Bidチャート(DMM Bitcoin取引ツールより作成)

上図は、QTUM/JPYの日足チャート(期間:2021/8/29~現在)である。

年明けのQTUM/JPYは軟調なスタートとなり、1,000円を維持できずに下値模索の状態となっている。

12月上旬の急落以降は1,500円水準に価格は戻らず、しばらく1,000円前後でのもみ合い状態であったが、その後大きな反発を見せることなく1/5以降は1,000円を割り込み、現在も弱気な地合いが継続している。

前回のレポート(Daily Market Report 2021/12/07「QTUM(クアンタム)、半減期上げは幻?」参照)記事内、『: 900円を割り込み、下落圧力がさらに高まる可能性』では、以下のシナリオを考察した。

『・半減期を材料とした上昇相場が形成されず、失望売りの加速で売りが売りを呼ぶ展開を想定
・900円ラインがサポートとして機能せず、500円ラインまで下落するシナリオ』

QTUM/JPYの現在までの値動きを一目均衡表(日足)で振り返ると、12/4の急落で三役逆転が発生している。

その後一ヵ月の間は、特に目立った動きは無く、じりじりと価格を下げ続け、弱気な地合いを一変させるような上昇相場の形成は起こらなかった。

足元は850円前後で推移しており、前回レポートの900円がサポートとして機能しない可能性が非常に高くなっていると言えよう。

また、日足チャート上では以下の3つの条件を満たした三役逆転が見られる等、依然として軟調推移である。

  1. QTUM/JPYの価格が雲を下抜ける
  2. 転換線(黄色線)が基準線(緑線)を下抜ける
  3. 遅行スパン(赤線)がQTUM/JPYの価格を下抜ける

以上のことから、テクニカル面では上記「下落シナリオ」が進行中であると解釈することができそうだ。

このレポートでは、その後の展開についてシナリオをアップデートしていく。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。