著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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・ALT(アルトコイン)のターンが来た?

Bloombergより作成

上図は世界の暗号通貨市場の90%をカバーした指標であるインデックスCMC200とBTC(ビットコイン)を除いたALT(アルトコイン)中心のインデックスCMC200EXの2020年1月からの動向を比較したグラフである。

上図から、BTC(ビットコイン)とALT(アルトコイン)の強弱関係や、どの暗号資産に資金が流れているか、資金流入の手がかりが読み取れる。

先ず、2020年が始まって以降、ALT(アルトコイン)>BTC(ビットコイン)という強弱関係で推移していたが(①)、10月下旬にALT(アルトコイン)主導からBTC(ビットコイン)主導へ転換することにより(②)、BTCJPYは年初の価格である297万円から130万円を超える上昇幅をみせ、一時435万円と過去最高値を更新する強気相場となった。

BTC(ビットコイン) > ALT(アルトコイン)の強弱関係が1月下旬頃まで続いていたが、1/26に再び、ALT(アルトコイン)がBTC(ビットコイン)上回ったことがグラフから分かり(③)、1つのサイクルが終わりを迎え、資金循環のサイクルがALT(アルトコイン)>BTC(ビットコイン)へ転換したといえるだろう。

次のグラフからもアルトコインの強さが伺える。

Bloombergより作成

上図はブルームバーグと暗号資産運用会社であるギャラクシー・デジタル・キャピタル・マネジメントが共同して設立した、機関投資家向けの暗号資産のベンチマークとなることを目的としたBloomberg Galaxy Crypto Indexのチャートである。

BTC(ビットコイン)が直近高値である435万円の更新を目指している中、インデックス価格は買い意欲旺盛な投資家に支えられ、既に直近高値を更新していることが分かる。ALT(アルトコイン)、そしてBTC(ビットコイン)の好調な流れが継続するならば、インデックス価格は2017年期を超える可能性もあり、特に上昇率の高いALT(アルトコイン)の動向が注目される。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。