著者 DMM Bitcoin マーケットレポート
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・Ripple Swell後は例年下落傾向
コインマーケットキャップより当社作成
上図は、2020年から2023年におけるRipple Swellの開催終了日後からのXRP/JPYの値動きである。(Ripple Swellの開催終了日の終値を1として、半月後までの終値の推移を表示)
例年、リップル社の一大イベントであるRipple Swell開催後には材料出尽くしと認識されるのか、上下動しながら14日後にはすべてSwell後の終値よりも低い水準となっており、所謂「Swell下げ」の下落傾向が見て取れる。
今回のSwell終了日(11/9)後の動きも直後から若干の下落傾向となっており、値動きの推移のみに着目すれば2021年に近いものがある。
過去の値動きにならえば、来週にかけてSwell後の終値(=100円)から10~15%程度の下落も視界に入っている状況と言えそうだ。
XRP/JPYの今年の高値は7/13につけた124.54円であることを考えると、足元の100円付近は既に高値圏とも言えるため、これから高値を追って参加することは難しいかもしれない。
むしろ、XRPを保有しているならSwell後の展開を想定して、利食いを考えるにはちょうどいい状況とも考えられるかもしれない。
また、11/13日には米大手資産運用会社ブラックロックがXRP信託の登録書類を提出したとのフェイクニュースにより、XRP/JPYは一時20%上昇したが、直後に上げ幅を全て失う値動きとなっいる。
Swellを通過し、材料待ちの中でインパクトのあるニュースに大きく反応したものの、フェイクニュースで踊らされた参加者がいることを考えると、短期的には上値を抑える要因になりえるだろう。
以上のように、材料出尽くしと、フェイクニュースによって相場が荒らされたことでXRPは短期的には上値が重い展開となりそうだ。
しかし、テクニカルの側面では異なった視点も持てそうな状況でもある。
以下の要素も検討の余地がある。