著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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・022年は下押し圧力の強い状況が続いた

2022年も残すところ1週間程となった。2022年を振り返ると、3月に米国が利上げを開始したことや、2月末のロシアによるウクライナ侵攻などの話題で2022年前半からリスクオフ色の強い相場状況であったと言える。

その後、金融市場全体では米国の利上げに関する話題が常に意識され、なにかとリスクオフに傾きやすい雰囲気が続いていた。

その米利上げに関しては、3月に利上げが開始されて以後、急ピッチでの利上げが行われたことで、インフレ退治以上に利上げによる米国経済へのダメージや景気後退への懸念が高まることとなった。

また、米国の利上げが進行する中で、各種米インフレ経済指標の結果に市場は一喜一憂することとなり、米株式市場も振り回された印象だ。

直近12月のFOMC(連邦公開市場委員会)会合では利上げペースが減速に転じたものの、利下げへの見通しはまだ立たない状況であり、経済のハードランディングや米リセッションへの懸念は燻っている。

他方、暗号資産市場ではルナショックやFTXショックによる、暗号資産市場全体の暴落が大きなイベントであったと言えるだろう。

それぞれ、暗号資産市場に暴落を引き起こした背景の性質は異なるものの、金融市場全体がリスクオフムードに包まれる中、火に油を注ぐ格好となったと言える。

暗号資産自体への信頼も揺らぐこととなり、暗号資産の代表格であるBTC(ビットコイン)も下落トレンドから脱出できない状況が続いている。

理由は様々だが、今年については各方面から暗号資産市場に対して下押し圧力がかかりやすい一年であったと言えそうだ。

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