著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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本稿では、ETH(イーサリアム)について、一目均衡表を用いて分析する。

・ETHは23万円まで上昇する展開か

図. ETH/JPY 日足Bidチャート

図は、ETH/JPY日足チャートに一目均衡表(基準線期間:26日、遅行スパン期間:26日、転換線期間:9日、先行スパン2期間:52日)を設定した図(期間:2022/7~現在)である。

図を見て分かるように、現在のETH/JPYは19万円付近での価格推移となっているが、23万円を一時的なターゲットとする上昇シナリオが高まりつつありそうだ。

その背景としては以下のとおりとなる。

1)一目均衡表の転換線(9)が基準線(26)を下回った日(上図①)から17日経過していること
2)19万円~21万円の水準で遅行スパン(26)が相場実線を上回る見込みであること
3)先行きの雲が24日以上下降雲を維持していることである

一方で、10/11のイーサリアム財団が主催する開発者向けカンファレンス「Devcon6(デブコン)」開催を控えた好感買いもあるが、本日は米国の雇用統計の発表が予定されており、雇用者数の上振れ・失業率の減少が物価上昇(インフレ)の圧力維持に繋がる展開となり、ドル上昇・暗号資産下落(リスクオフ)の流れが再発する展開も想定しておく必要がある。

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