著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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IOSTについて

IOSTとは、ブロックチェーン技術を様々なサービスに活用できるようにすることを目指した暗号資産であり、大きな特徴は次の3つである。

① PoB(Proof of Believability)を採用
② スケーラビリティ問題を解決
③ 様々なDapps(分散型アプリケーション)の開発が行いやすい

今回は、IOSTに注目し、過去のニュースから価格変動を見ていく。

IOSTに関するニュースと価格変動

IOST/JPY 週足Bidチャート

上図は、IOST/JPYの週足チャート(期間:2020/12/28~現在)にニュースを記したものである。Dappsの開発がしやすいというIOSTの特徴もあり、NFT関連のニュースが多い。

以下、各概要と解説である。

・Polkadotと提携。クロスチェーンの相互運用性を飛躍的に向上させ、クロスチェーンブリッジのテストネットを正常に完了と報告(2021/3/5 IOST財団HP)
クロスチェーンとは、異なるブロックチェーン間を跨ぐこと、またその技術を指す。クロスチェーンが実装されると、ユーザーは面倒な操作やスマートコントラクトを移行したりする必要がなくなるため、前向きなニュースではないだろうか。

・国内の医療データ共有プロジェクトで、IOSTブロックチェーンの技術を活用、PHR※の導入に向けての第1フェーズを終了(2021/3/22 PRTIMES)
※PHRとは、Personal Health Recordの略で、個人が管理できる医療データのこと。

2020/6/8に発表されていたプロジェクト「プラクス」は、医療業界でブロックチェーンを活用し、データのプライバシーや医療情報交換などの信頼性と機密性を保証するなどさまざまなことが期待されている。

精密医療および患者ケアにおけるデータ管理のためのブロックチェーンテクノロジーの研究開発が今後数年間で増加し、2025年までに16億ユーロを超えると予測されている。成長が見込まれるプロジェクトであるため、IOSTホルダーのみならず、市場参加者からの関心も高いのではないだろうか。

・NFT マーケットプレイス「Revival」が IOST ブロックチェーンで正式にスタート(2021/7/21 PR TIMES)
Revival は IOST 上の最初のマルチチェーンNFTマーケットプレイスである。IOSTの革新的な技術により、超高速で実質的に手数料のかからないトランザクションを提供し、技術やブロックチェーンの専門知識を必要としないシームレスなユーザー体験を実現する。それにより、アーティストは自分が最も得意とする素晴らしいアートの創造に集中することができる。

初のマルチチェーンNFTマーケットプレイスという点が上昇要因となったものと考えられる。

・総合格闘技連盟 RIZIN が提供するスポーツ NFT に IOST ブロックチェーンを採用(2021/8/26 PR TIMES)
NFTマーケットプレイス「RIZIN FIGHTING COLLECTION」は試合のハイライトやベストショットを収録したNFTを購入し、コレクションやトレーディングを楽しむことができるデジタルトレーディングサービスである。トランザクション手数料の優位性と低コスト開発の観点からIOSTが採用された。

このニュースについて、格闘家である朝倉未来選手のIOSTに関するツイート(4/14)に1.8万もの「いいね」がつき、注目を集めた

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